東京ドームとほぼ同じ大きさの「スペイン村」
<147>でご紹介したように、今のバルセロナには1929~30年バルセロナ万博の名残りが数多く残されている。
場所は主にモンジュイックの丘。
前回は、カタルーニャ美術館、オリンピック・スタジアム、カタルーニャ考古学博物館などをご紹介した。
さて、今回ご紹介するのは「スペイン村(Poble Espanyol)」という、これもモンジュイックの丘に残るテーマパークである。
敷地面積は4ha以上。東京ドームとほぼ同じ広さである。
その中に117の実物大の建物が再現されている。
来場者数は年間120万人を誇る、万博から100年近く経った今でも立派に活躍している施設なのである。
この「スペイン村」は1929~30年バルセロナ万博のときに、スペイン各地の建物を一挙に紹介するためにつくられた、ほとんどが実物大のテーマパークである。

「スペイン村」の入り口付近
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の全体案内図
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の小高い丘からバルセロナ市内を望む
サグラダ・ファミリアも見える
photo©️Kyushima Nobuaki

「スペイン村」の内部景観
イベントのできる広場もある(右手)
photo©️Kyushima Nobuaki
中にはイベント会場のような場所もあり、また土産物店やレストランも多く、筆者が訪れた時には、修学旅行の生徒のような子どもたちがたくさん中を駆け回っていた。
チケットは筆者が訪れたときは大人13.5ユーロ(約2100円)であり、なかなかリーズナブルである。

「スペイン村」チケット
photo©️Kyushima Nobuaki
100年近く経つ万博の跡地が今でも120万人の入場者のある施設として残っている、というのは万博の跡地活用としては立派な成功例といえるだろう。