茅ヶ崎美術館へ
2026年7月の連休の1日、東京駅から茅ヶ崎へと向かった。
目的地は茅ヶ崎美術館である。
東海道線は基本快適だが、座れないと茅ヶ崎まではまあまあつらい。
なのでちょっと贅沢してグリーン車に乗ろうかという話になる。
グリーン券を事前にSuicaで買えば1000円、車内で乗った後に買うと1260円。
しかし、事前に買ってもグリーン車が混んでいて座れないこともある。
すると1000円無駄になる。
乗ってから座れたら買おうとすると割高になる。
このテクノロジーの時代、何とかならないものか?
事前座席指定とかそんなに大変ではないのではと思うが、どうなんだろう。
毎回東海道線に乗るたびにそんなちょっとした不満を感じる。
今回は連休中にもかかわらず、幸いにも往復とも大丈夫であった。
茅ヶ崎美術館は茅ヶ崎駅から徒歩約8分。
暑い。
Googleマップを使用したのであまり問題なかったが、もう少し案内サインを増やしたらどうか?
駅から高砂通りに入るところとか、途中ちょっと右か左か微妙に迷うところとか案内サインをつけるべきだろう。
また、公園の中に入っても最後の方まで案内サインがなく、不便だった。
道中いろいろと思うところはあったものの、地元の犬の散歩をしている人に道を聞きながら、何とか美術館にたどり着いたのであった。
茅ヶ崎美術館と川上音二郎と貞奴
美術館は高砂緑地という公園の中にある。
建物も独特のデザインで目をひく。

茅ヶ崎美術館外観
photo©️Kyushima Nobuaki

茅ヶ崎美術館入り口付近の様子
photo©️Kyushima Nobuaki
美術館のホームページによると、この美術館は1998年に開館したとのこと。
そして、美術展概要のところには、
とある。
川上音二郎(1864~1911)と貞奴(1871~1946)といえば、1900年パリ万博でロイ・フラーのプロデュースのもと、公演を行い大評判になった、という万博関連の人物である。

シャルル・モラン《ロイ・フラー(黄色の衣装)》(左)
シャルル・モラン《ロイ・フラー(オレンジ色の衣装)》

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
『ロイ・フラー嬢』
photo©️Kyushima Nobuaki

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
『ロイ・フラー嬢』
photo©️Kyushima Nobuaki
貞奴の演技は、さまざまな文化人にも、大新聞「フィガロ」にも絶賛されている。
作家のアンドレ・ジイドや音楽家クロード・ドビュッシー、彫刻家ロダン、画家クレーなども、貞奴から強烈な感動を受けたとされている
18歳だったパブロ・ピカソ(1881~1973)も貞奴ファンの一人だった。彼は、貞奴のスケッチを残している。
また、東京・上野の谷中霊園には川上音二郎の記念碑もある。

川上音二郎の碑
photo©️Kyushima Nobuaki
しかし、この茅ヶ崎美術館の建つあたりに川上音二郎・貞奴夫婦が住んでいた、というのはなかなか感慨深いものがあるのであった。
(<223>に続く)


