「上野の森美術館」で開催中の「大ゴッホ展」
現在、東京・上野の「上野の森美術館」で「大ゴッホ展」が開催中である。
開催期間は2026年5月29日ー8月12日。

「大ゴッホ展」サイン
photo©️Kyushima Nobuaki

「大ゴッホ展」サイン
photo©️Kyushima Nobuaki
筆者が訪れたのは6月中旬であった。
この展覧会では、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)のオランダ時代の暗い色調の絵からパリ時代、アルル時代と生涯を通じた作品群が楽しめる。
会場内はすでに大混雑であった。
日時予約制であるが、それでも会場内に入っても多くの人でなかなか静かに鑑賞するのは難しい。
さらに、キービジュアルにもなっている『夜のカフェテラス』を間近でみるためには展覧会場内で15分くらいまた別の列に並ばなければならなかった。
しかし、ここまで来て間近で見ずに帰るわけにもいかない。
この列もちゃんとした動線が仕切ってあるわけでもないが、さすがに日本人(主体)の来場者だけあってマナーよく静かに並んでいた。
並び列を貴重な作品のど真ん中に設置するというのは、万博や展覧会運営の経験のある筆者としてはちょっと不安になる運営ともいえたが、これまで何事もなくなによりである。
『夜のカフェテラス』と『バラとシャクヤク』
今回、写真が撮れたのは2点のみだった。
一つは『夜のカフェテラス』、もう一つは『バラとシャクヤク』である。
やはり『夜のカフェテラス』は素晴らしい。
夜空の空の青さと、カフェテラスの黄色という「補色」同士が見事に対比している。

『夜のカフェテラス』
photo©️Kyushima Nobuaki
この『夜のカフェテラス』は1888年、ゴッホが南仏のアルルで過ごした時期に描かれた作品である。
一方、『バラとシャクヤク』は1886年、パリで描かれた作品である。
ゴッホと万博
ゴッホといえば、万博にも展示された作家である。
しかし、それも本人が死去した後の話である。
それについては、このブログでも過去何度かご紹介した。
時代はくだり、1937年パリ万博のことであった。

ゴッホ『バラとシャクヤク』
photo©️Kyushima Nobuaki
ボーボワール『女ざかり』には、
という記述がみとめられる。
ちなみに、今回のキービジュアルとなっている『夜のカフェテラス』が万博に出展されたものかどうかちょっと調べてみた。
いろいろと調べたが、このタイトルが万博出展リストで見つかることはなかった。
念の為に、所蔵元のクレラー=ミュラー美術館にもメールを出して尋ねたみた。
その結果、この作品は万博には出展されていない模様である。
ちなみに『バラとシャクヤク』も同様の結果であった。

